アメックス2枚持ちで十分な理由|ずぼらでも失敗しない使い分け術

目次

クレジットカード管理が面倒になりがちな理由

アメリカ生活では、クレジットカードの使い分けが一気に複雑になります。「お得に使いたい」と思うほど判断コストが積み上がり、管理が破綻しやすくなるのが実情です。

  • アメリカ生活で支払い判断が一気に増える
  • 還元率・カテゴリ・為替を毎回考える負担
  • ポイント分散による管理コストと取りこぼし

ここでは、なぜ多くの人がクレカ管理に疲れてしまうのかを整理します。


アメリカ生活で支払い判断が一気に増える

アメリカに住み始めると、支払いシーンが日本よりも細かく分かれます。外食、Uber、公共料金、保険、サブスクなど、それぞれに最適なカードが違うためです。

  • 外食はレストラン扱い
  • Uberや交通はトラベルカテゴリ
  • 公共料金は手数料の有無を考慮

このように、「この支払いはどのカードが正解か」を毎回考える必要が出てきます。

結果として、判断が面倒になり、なんとなく同じカードを使い続け、本来取れるはずのポイントを逃す流れに陥りがちです。


還元率・カテゴリ・為替を毎回考えるのは現実的ではない

アメックスを中心に使っていると、5倍・3倍・1倍といった還元率の違いが気になり始めます。

さらに海外生活では、為替手数料、USD建て/JPY建て、クレカかACHか、といった判断軸も追加されます。

  • 還元率を優先するか
  • 為替手数料を避けるか
  • 管理をシンプルにするか

これらを毎回最適化するのは現実的ではありません。その結果、「調べるのが面倒だから適当に払う」という状態になりやすくなります。


ポイント分散は「管理コスト」と「取りこぼし」を生む

複数のカード・複数のポイントを使い分けると、一見お得に見えても、別の問題が出てきます。

  • ポイント残高を把握しづらい
  • 有効期限を忘れやすい
  • 結局中途半端に余る

特に忙しいビジネスパーソンや海外駐在員にとって、ポイント管理そのものが負担になるケースは少なくありません。

その結果、使い切れず失効したり、本来より低い価値で交換したりといった取りこぼしが起きやすくなります。だからこそ、「管理を減らす設計」が重要になります。


なぜアメックスを2枚持ちにしているのか

クレジットカード管理を楽にしながら、ポイント効率も落とさない。そのバランスを考えた結果、アメックスは2枚持ちがちょうどいいという結論に落ち着きました。

  • 目的を完全に分けたかった
  • ポイントをMR(Membership Rewards)に一本化したかった
  • カードを増やすほど判断が面倒になると感じた

ここでは、私が2枚持ちを選んだ理由を具体的に説明します。


目的を完全に分けたかった(特典・修行 vs 日常の高還元)

アメックスのカードは、それぞれ得意分野がはっきりしています。そこで重視したのが、役割を混ぜないことです。

  • Platinumは特典と修行用
  • Greenは日常の高還元用

Platinumは、空港ラウンジ、ホテルステータス、年間利用額(修行)など、金額以上の価値を積み上げるカードです。

一方、日常の外食や移動までPlatinumでまとめると、還元率という点では効率が下がります。だからこそ、「特典と修行はPlatinum、日常はGreen」と割り切りました。


ポイントをMRに一本化して管理をシンプルにしたい

ポイント管理で一番避けたかったのは、複数のポイントを同時に管理することです。

  • 航空会社マイル
  • ホテルポイント
  • クレジットカード独自ポイント

これらを分散させると、残高確認や使い道の判断が増えてしまいます。

MR(Membership Rewards)は、ANAや米系航空会社に移行可能で、ホテルポイントにも変換でき、使い道を後から決められる柔軟さがあります。そのため、まずはMRに集約するという方針が海外駐在の生活に合っていました。


カード枚数を増やすほど判断コストが上がる(ずぼら運用に不向き)

以前は「この支払いはこのカードが一番お得」と細かく使い分けようとしたこともあります。しかし現実には、カードが増えるほど迷いが増え、結果として適当に払ってしまいがちでした。

  • 財布やApple Payにカードが増える
  • どのカードを出すか迷う
  • 面倒になって適当に払う

カードが増えるほど最適化のはずが逆にロスを生むことを実感しました。だからこそ、判断を減らし、迷わない仕組みにする前提で、PlatinumGreenの2枚に絞っています。


Amex PlatinumとGreenの役割分担

アメックス2枚持ちを成功させるポイントは、それぞれのカードに「役割」を明確に持たせることです。どちらも万能に使おうとすると、かえって迷いが増えてしまいます。

  • Platinumはどんな場面で使うのか
  • Greenはどんな支出に限定するのか
  • どちらでも同じ場合の判断ルール

この3点を決めておくと、運用が一気に楽になります。


Platinumは「特典と5倍を取るカード」

Platinumは日常決済用のカードではありません。価値が大きく跳ねる場面だけで使うのが基本です。

  • 航空券(航空会社公式サイト/Amex Travel
  • ホテル(Amex Travel経由・前払い予約)

これらは5倍ポイントが付く代表的な支出です。さらに、空港ラウンジの利用、ホテル上級会員資格、旅行保険・購入保護など、金額換算しづらい特典が強みです。

運用としては、「頻度は少なくても、使うときはPlatinum」という位置づけにしています。


Greenは「3倍が確実な支出専用カード」

Greenは日常生活で最も出番が多いカードです。理由はシンプルで、3倍が確実につく支出が多いからです。

  • レストラン・カフェ・バー
  • Uberや公共交通
  • ホテル直予約・Airbnb

これらは海外生活では避けて通れない支出です。ここをPlatinumで払ってしまうと、MRを確実に取りこぼすことになります。

そのため、「3倍が見えたらGreen」というルールを固定しています。


1倍しか付かない支出はどう考えるか(同率ならPlatinum集約)

意外と多いのが、どちらのカードでも1倍しか付かない支出です。

  • Amazon
  • IKEA
  • Apple Store
  • サブスク
  • 保険

この場合、還元率では差が出ません。そこで重視しているのが、管理のしやすさと修行の進みやすさです。

観点1倍支出をPlatinumに集約するメリット
年間利用額自然に積み上がり、目標達成の見通しが立てやすい
明細管理支出の集約で把握しやすく、家計レビューが速い
特典活用Amex Offerを拾いやすく、運用が定着しやすい

最適化しすぎないことが、結果的にMRの最大化につながります。

次は「2枚運用の具体ルール」を決めて、迷いゼロで回す設計に落とし込みます。

ずぼら管理のために決めた3つの支払いルール

アメックス2枚持ちを続けるうえで一番大切にしているのは、「考えなくても同じ判断ができること」です。細かい例外を作るほど、運用は必ず崩れます。

  • 5倍が確定する支出
  • 3倍が確定する支出
  • どちらでも同じ支出

この3つに分けてしまえば、判断は一瞬で済みます。


ルール1:5倍が確定する支出はPlatinum

5倍が付く支出は限られているため、ここは迷いません。条件がはっきりしている分、最もシンプルな判断です。

  • 航空券(航空会社公式サイト/Amex Travel
  • ホテル(Amex Travel経由・前払い予約)

この2つはPlatinum一択です。

よくある誤解として「ホテルなら何でも5倍」という認識がありますが、対象はAmex Travel経由かつ前払いのみです。条件が明確だからこそ、このルールはブレずに運用できます。


ルール2:3倍が確定する支出はGreen

日常生活で最も差が出るのが3倍支出です。頻度が高いため、積み重ねるとMRに大きな差が出ます。

  • レストラン/カフェ/バー
  • Uber/公共交通
  • ホテル直予約(現地払い)/Airbnb

これらは海外駐在生活では避けられない支出です。ここをPlatinumで払うと、毎回MRを取りこぼすことになります。

そのため、「3倍が見えた瞬間にGreen」と機械的に判断しています。


ルール3:どちらでも1倍ならPlatinumでまとめる

1倍支出をどう扱うかで、運用の楽さは大きく変わります。私はこの部分をPlatinumに集約しています。

  • 管理がシンプルになる
  • 年間利用額(修行)が自然に進む
  • 明細が見やすくなる

結果として、無理な修行支出が不要になり、ポイント管理が楽になり、ストレスが減ります。最適化しすぎず、続けられる設計にすることが、ずぼら運用では何より重要です。


支出カテゴリ別|どのカードを使うか早見表

ここまで説明してきたルールを、実際の支出シーンに当てはめて一目で分かる形にまとめます。迷ったときは、この早見表に立ち返るだけで判断できます。

  • Platinumを使う支出
  • Greenを使う支出
  • クレジットカードを使わない支出

Platinumを使う(5x or 1x)

Platinumは、5倍が確定する支出と、どちらでも1倍しか付かない支出に使います。これらは還元率よりも管理と修行を優先する支出です。

支出内容理由
航空券5倍が確定するため
Amex Travel前払いホテル5倍条件を満たすため
Amazon還元は同率のため、管理を集約
IKEA/Apple Store1倍支出をPlatinumにまとめる
USDサブスク修行と明細管理を優先
自動車保険高額でも還元差が出にくい
雑費・高額単発支出年間利用額を積み上げる

Greenを使う(3x)

Greenは、3倍が確実につく支出専用と割り切ります。海外生活で頻度が高いため、Greenを使うかどうかでMR差がはっきり出ます。

支出内容理由
外食3倍が確実につく
Uber/交通頻度が高く差が出やすい
ホテル直予約Amex Travelを通さない場合
Airbnbトラベル扱いで3倍

クレカを使わない(手数料回避)

ポイントよりも、手数料を払わないことを優先する支出もあります。海外生活では「払わない方が得」な支出が存在します。

支出内容支払い方法
家賃BiltACH
電気・ガスACH
携帯料金ACH(AutoPay割引)
日本円サブスク日本のクレカ

これらを無理にクレカ払いすると、決済手数料や割引の取りこぼしが発生することがあります。


なぜAmex Goldを使っていないのか

アメックスの外食特化カードとしてAmex Goldを検討する人は多いと思います。ただ、私はあえてGoldを使っていません。

  • 還元率は魅力的
  • しかし管理が複雑になる
  • ずぼら運用と相性がよくない

還元率よりも「考えない設計」を優先したい

Goldを追加すると、外食のたびに「GreenGoldか」を考える必要が出てきます。4倍か3倍か、クレジットは残っているか、といった判断が増えると運用負荷になります。

ずぼら運用では、判断回数を減らすことが最重要です。


Greenで3倍が取れていれば日常は十分回る

Greenでも外食・カフェ・Uberは3倍です。頻度が高く支出額も一定あるため、積み上げると実務上十分な差になります。

還元率を追いすぎず、安定して取りこぼさないことを優先しています。


カードが増えるほど運用が崩れやすい

カードを増やすと、出すカードの誤り、ポイント取りこぼし、管理負担の増加といったリスクが高まります。結果として「最適化のはずが逆効果」になりがちです。

そのため、2枚で完結する設計を維持しています。


この2枚運用で得られているメリット

アメックスを2枚に絞ってから、ポイント効率だけでなく日々のストレスが大きく減ったと感じています。ここでは、実際に感じているメリットを整理します。

  • MRを取りこぼしにくくなった
  • 修行が自然に進むようになった
  • 支払い管理が一気に楽になった

MRを取りこぼしにくい(使うカードがほぼ固定)

2枚運用にしてから、使うカードがほぼ決まっている状態になりました。「3倍が確定する支出はGreen、それ以外はPlatinum」というルールだけなので、どのカードだったかを考える必要がありません。

  • 還元率の取りこぼしが減る
  • 判断ミスが起きにくい
  • MRが安定して積み上がる

細かく最適化するよりも、取りこぼさない設計の方が、最終的なMRは多くなりやすいと感じています。


年間利用額(修行)も自然に積み上がる

1倍支出をPlatinumに集約しているため、意識しなくても年間利用額が積み上がります。

  • Amazon
  • サブスク
  • 保険
  • 高額な単発支出

これらを無理なくPlatinumに寄せることで、修行のために余計な支出をする必要がなくなりました。結果として、75,000ドルを意識しすぎず、家計を歪めず、精神的に楽に運用できます。


支払い管理が一本化されて家計が見える

カードが増えると明細確認や家計管理も煩雑になります。2枚運用では「日常はGreen、それ以外はPlatinum」となるため、明細の役割も自然に分かれます。

カード主な役割
Platinum大きな支出・特典系
Green日常消費

この分かれ方が、月次の振り返りを非常に楽にしてくれます。


まとめ|考えない仕組みが一番続く

ここまで、アメックスを2枚(PlatinumGreen)に絞る理由と使い分けを解説してきました。結論として、細かい最適化より「続く設計」が一番強いということです。

要点サマリー

  • 5倍が確定する支出はPlatinum
  • 3倍が確定する支出はGreen
  • どちらでも1倍ならPlatinumに集約
  • 手数料が出る支出はACHか日本のクレカ

このルールだけで、ポイント効率と管理のしやすさを両立できます。


使い分けルールの最終整理

支出タイプ選ぶ手段
航空券・Amex Travel前払いホテルPlatinum(5x)
外食・Uber・交通・ホテル直・AirbnbGreen(3x)
Amazon・サブスク・保険・雑費Platinum(1x)
家賃・公共料金・日本円サブスクACH/日本カード

この表に当てはめるだけで、毎回の支払い判断に迷うことがほぼなくなります。


無理なく始めるために

もし今、クレカ管理が面倒、ポイントが思ったほど貯まらない、どのカードを使うか迷っていると感じているなら、まずはカードを減らすところから試してみてください。

アメックス2枚持ちは「最大化」を狙う人だけでなく、失敗したくない人・疲れた人に向いた運用です。

まずは「3倍はGreen、それ以外はPlatinum」の1ルールから始めてください。

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この記事を書いた人

旅好きの会社員。旅行記だけでなく、家計や子育て、日常をちょっと便利にするライフハックもシェアしています。等身大の体験談から、暮らしに役立つ情報をまとめています。

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