L2ビザは、L1A/L1Bビザで渡米する駐在員の配偶者と21歳未満の未婚の子どもが対象の家族帯同ビザです。ここでは就労条件、必要書類、申請手順、面接のポイント、入国時の注意をまとめます。関連手続(SSNや運転免許)への内部リンクも設置しました。
L2ビザの基本
- 対象者:L1ビザ保持者の配偶者と21歳未満の未婚の子ども
- 滞在期限:L1ビザに連動(L1Aは最長7年、L1Bは最長5年)
- 子どもは現地の学校に通学可能
配偶者の就労条件
- 入国後にI-94を確認し「L2S」と表記されていれば就労可能
- 働くにはSSN(社会保障番号)が必要 → SSN取得ガイド
- 州IDや運転免許を取得しておくと生活がスムーズ → アメリカ駐在員の運転免許(Real ID)取得ガイド
L2ビザの申請手順
- L1ビザ承認通知(I-797)を入手
- 家族分のDS-160を作成
- 面接予約と料金支払い
- 面接を受ける
- ビザ発給(パスポート返送)
必要書類
- 有効なパスポート
- DS-160確認ページ
- 証明写真(米国規格)
- L1のI-797コピー
- L1保持者のパスポートとL1ビザのコピー
- 結婚証明書や出生証明書(英訳付き)
- 赴任辞令やオファーレター(必要に応じて)
面接で聞かれること
- 誰の家族として申請しているか
- 滞在予定期間はどのくらいか
- 帰国の意思はあるか
非移民ビザなので、永住意思を示さないことが大切です。
アメリカ入国時の持ち物
- パスポート(L2ビザ貼付)
- L1のI-797コピー
- ペティション一式のコピー
- 結婚証明書・出生証明書(英訳付き)
- 赴任辞令やオファーレター
必ず紙で用意しましょう。データだけでは対応できない場合があります。2セット以上印刷しておくと安心です。
渡米後の手続き
- I-94を確認(配偶者はL2S表記をチェック)。I-94は再入国時に紙での提示を求められることがあるので、印刷して保管しておきましょう。
- 配偶者はSSNを申請 → SSN取得ガイド
- 州IDや運転免許を取得 → アメリカ駐在員の運転免許(Real ID)取得ガイド
- 子どもの学校入学手続きを行う
よくある失敗と対策
- I-94を確認せず就労手続きが遅れる → 入国後すぐ確認
- I-94を紙で保管せず再入国時にトラブル → 印刷して常に携帯
- 書類をデータのみで準備 → 紙で複数セット用意
- 面接で永住意思を示してしまう → 期間限定の帯同であることを伝える
関連ガイド
まとめ
- L2はL1に連動して期限が決まる
- 配偶者はI-94にL2Sとあれば就労可能
- 子どもは現地の学校に通える
- I-94は入国時だけでなく再入国時にも紙が必要になる
- 面接・入国では非移民の前提と紙書類が重要
- 渡米後はI-94 → SSN → 州ID/免許の順で進めるとスムーズ